修行時代の思い出話し 東京編②
修行時代を振り返ると、唯一「パンの師匠」と尊敬の思いで呼べる方と出会えたのはとても幸運でした。
その方は、中小ベーカリーアドバイザーの加藤晃さんです。
親しみを込めて、「加藤先生」と呼んでいました。
和菓子、洋菓子、製パン、の知識と指導経験がとにかく豊富な職人さんで、
中小のパン屋さん、障害者施設のパン屋さん、一般の主婦の方向けのパン教室など、いろんな方を指導されていました。
海外でのイベントや東北のボランティアでも腕を振るわれていました。
(こちらは次回お話しします。)
当時、私が修行していたパン屋さんの顧問もされていて、
月に1度、各店舗から製造スタッフが集まって技術指導を受けていました。
当時の私は、ポジション的に販売メインだったので、全然パンが作れませんでした。
だから、加藤先生の製パン技術指導をとにかく受けたかったんです!
指導日が決まると上司にシフトの休み希望をすぐに出してました(笑)
給料が出ない休日の方が、業務を気にしないで、集中して勉強できたので本当に良かったと思っています。
あれは、初めて加藤先生の技術指導を受けた日でした。
バリバリ経験のある先輩たちの中で、一人ど素人だった私は恐縮して洗い物ばかりしていました。
加藤先生から、「洗い物ばかりしてないで、一緒にやらなきゃパンはできないぞ!」と、にっこり笑顔で声をかけてくださったのが、心から嬉しかったのを記憶しています。
心優しい気さくな方ですが、時には厳しく!!
職人としての情熱を精一杯指導してくださいました。
そういえば、当時「製パン王キム・タック」という大人気の韓国ドラマを観ていました。
(パン好きの方は絶対観て下さい!)
ドラマの中で、主人公キム・タックの師匠の「パルボン先生」というパンの名人が出てきます。
もう何が言いたいかわかりますよね?(笑)
パルボン先生 = 加藤先生
と物凄くリンクしてどハマりしていました(^^)
話しは戻りますが、、、
加藤先生の指導して下さる言葉は、とっても心に深く残る言葉をたくさん頂きました。
現在でも、パンを焼きながら師匠の言葉を思い出す事があるんです。
その言葉や思い出は、私のかけがえのない宝物となっています。